アートメイク看護師になるには？アートメイクアーティストになりたい人必見！必要な資格や目指し方を徹底解説

こんにちは、美容クリニックで働きながら、副業でアートメイクをしているメイクです。

ここ数年で、とても認知度が上がっている「アートメイク」。

私自身も、「アートメイク看護師になりたい！」という相談を受けるようになってきました。

高収入だし、興味があるっていう人も多いでしょう。

私がアートメイク看護師になりたいと思ったのも、友人のアートメイク看護師に眉のアートメイクをしてもらったのがきっかけ。

その上、高収入と聞いてよりこの世界に足を踏み入れた看護師の一人です。

そこで気になるのが、そもそも、どうしたらその高収入の職業につけるのか？資格は必要？

などの疑問や不安の声。

でも、私自身もはじめはどうしたいいの？向いてるの？就職先は？と不安で色々情報収集しました。

本記事は、そんあ過去の私のように、アートメイク看護師になりたい人へむけて、アートメイク看護師になるための情報を徹底解説！

実際の経験を踏まえてお話しますので、興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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アートメイク看護師になるには

早速ですがアートメイク看護師になるための方法をご紹介します。

そもそも、アートメイクとは？

針先に色素を付け皮膚のごく浅い部分を染色していく刺青の技術を用いたメイクアップ方法。

アートメイクとは日本固有の呼称で海外ではPMU（Permanent Makeup）と総称されています。

眉毛のアートメイクが流行っていますが、その他にリップ、アイライン、ヘアーライン、ホクロや、妊娠線、肉割れなどのストレッチマークやリスカ跡、傷跡修正、ニップルなど幅広く施術可能。

タトゥーとの違い

タトゥー：真皮層まで着色する方法で半永久的に残るので色やデザインを基本的に変えることはできません。

アートメイク：皮下の極わずかな層に着色して、一定期間メイクが残るようにする方法で、代謝やターンオーバーの繰り返しで持続期間は個人差があるけど、1～2年をかけて薄くなっていきます。

現在、日本国内では、厚労省の通達において、アートメイクは医行為に位置づけられています。

アートメイク看護師に必要な資格

アートメイクは相対的医行為（保助看法37条）であるため、医師の指示のもと看護師が施術を行えます。

※参考⇒厚労省のサイトより

なので、看護師、准看護師の免許があれば、施術が可能。

今はインスタやYouTubeなどのSNSでもアートメイクの基礎知識や技術の知識を知ることはとても簡単ですよね。

そこから、独学で勉強することは不可能ではないけど、インプットした知識を実技でアウトプットしなければ技術獲得にはつながらないです。

独学では実際の人へ施術する時の圧だったり、実際の骨格や筋肉の付き方の違いまでは学べませんし、アートメイク専門の知識が身についても、独学では技術は身につけることは難しい。

なぜなら、アートメイクは医療行為にあたるから。

アートメイクは、医師の指示のもと施術を行わなければならないので、アートメイクの知識を身につけても必然的に練習（施術）は医師のいる所でないといけないのが法律上決まってます。

すなわち、どこかのクリニックに勤務しなければ施術はできません。

レンタルクリニックってアリ？

最近増えている「レンタルクリニック」ではアートメイク看護師がクリニックに料金を支払えば自分でお客様を連れてきて施術することは可能ですが、経験者が傍にいない環境（未経験の人だけ）での施術は大変危険。

なので、一般的にはスクール卒業後→医師の指示のもと施術を行わなければならないので、必然的にどこかのクリニックに勤務して技術や知識を学び続けるという形になりますね。

勤務の仕方はクリニックに「就職」や「フリーランスで契約」という形があります。

現在はアートメイクの需要が増えている分どちらの働き方も「ディプロマがあれば可能」の求人も多いです。

アートメイク看護師にになりたいなら方法は2パターン

アートメイク看護師になる方法は2パターンあります。

• アートメイク未経験でも可能なクリニックに就職する
• アートメイクスクールに通う

それぞれについて詳しく解説しますので是非参考にしてくださいね。

アートメイク未経験でも可能なクリニックに就職する

一番のおすすめは、アートメイクの施術をしているクリニックに入職して、知識や技術を教わるという方法。

冒頭でも少し触れましたが「未経験でも可能」の求人は多くはないので、狭き門でもありますが、積極的に狙っていくべきでしょう。

スクールに通うお金はかからず、逆に給料をもらいながら学べるのが、一番の魅力

私がスクールの説明を聞きに行った時、「できるようになったら、働く所はあるの？」と聞かれました。

その頃美容クリニックではないところで働いていたので、働き先がないなら高いお金を出してスクールに入る意味がわからなくなったんですね。

そのスクールは「タイミングが合えば、紹介することもできる」と言ってましたが、一か八に大金を投じるのも変な話

今はクリニックと連携をとっていて卒業後の就職先をフォローしてくれるスクールも増えているのも事実ですが、スクールに通うのと同時か、スクールに通う時にはスキルがいかせる職場に所属しておくのが理想です。

いざ、できるようになったからといって、宝の持ち腐れにするのはもったいないですよ。

「スクールに通ったけど、ここでは働くのに条件が合わない」ってなる可能性もありますので、求人の情報収集すること。

まずは理想の職場を探しましょう。

クリニックにアートメイク看護師として所属するデメリット

これは、フリーランスに比べて取り分が少なく、独立までに時間がかかることですね。

ですので、少しでも早くフリーランスに挑戦したいという人であれば、アートメイク自体はまずは副業として始めるほうがいいでしょう。

あたりまえですが、未経験の場合教えてすぐ辞められるとクリニック側は痛手になるので、揉めるケースもよくあります。

クリニックの患者様になるので、積み重ねてきた症例写真をすべて破棄しないといけないなどのルールがあるところも多いですね。

症例写真はアートメイク看護師にとって名刺代わりになるのでアートメイク看護師にすれば痛い所。

だけど、積み重ねてきた技術力があれば独立や他のクリニックへの転職も難しくはないでしょう。

症例写真がなくても「〇〇クリニックで数年間施術を行ってまいりました」の一言でも説得力があったりしますからね。

スクールに通う

2つ目の方法はアートメイクスクールに通うことです。

所属しているクリニックが副業OKであったり、アートメイク部門の立ち上げが可能ならがスクールに通うのが一般的ですね。

アートメイクの基礎知識や技術をしっかり習えて、実施研修があり、技術習得の証明書（ディプロマ）を発行してくれます。

スクールでは

1. 基礎講習
2. モニター講習
3. 就活サポートやアフターサービス

を行います。

3.の就活サポート、アフターサービスは必ずしているわけではないので注意してくださいね。

アートメイクスクールを選ぶポイント

アートメイクスクールのシステムについて

アートメイクスクールのシステムは、スクール独自のカリキュラムが設定されています。

そのため、受講スタイルや日数、卒業認定、料金システムなども様々。

私も、アートメイクスクール選びには時間がかかりましたよ。

なので、検討する所をお伝えしますので、参考にしてみてくださいね。

受講スタイル

対面式や、オンラインなどがあります。

私は、わからないことは聞きやすいし、スクールは家からも遠くなかったので対面で講習をしてくれる所を選びました。

働きながらの通学が難しかったり、スクールが都市部にしかないなどのライフスタイルも大事。

その他、アートメイク看護師のとして症例が多い看護師が講師をしていることも多いです。

SNSを通じて、憧れだった人から直接教わりたいなどの憧れの感情もスクール選択では大事になってきます。

「こんな人になりたい」「こんな施術がしたい」と思い続けることはモチベーションがあがりますからね。

日数や研修期間

実施研修の回数

モニター講習を1回やって卒業！といったスクールもあります。

ただ私はおすすめしません。

経験者なら、実施研修が1回でも、ある程度見てイメージできたりコツをつかみやすいですが、初心者は不安が残るでしょう。

やっぱり、実際の人での練習と人工皮膚での練習とは全く違うもの。

私は、実施研修は3回はしてくれるスクールをおススメします。

技術を自分のものにするためには、実践は大事。

振り返って実践していく工程がアートメイク看護師には必要なんですね。

受講費用

アートメイクの基礎を学ぶのに私は受講料だけで100万円がかかりました。

スクール代だけではなく、アートメイクを施術する物品（マシンやインク）に費用がかかります。

もっと安い所はありますが、モニター講習がなかったり、アフターフォローが全然なかったりと卒業後も不安が残ってしまう可能性があるので、安さだけでスクールを選ぶのはやめましょう。

アフターフォロー

実際にお客様ごとに骨格や悩みが違うので卒業後に「こんな場合はどうするの？」となる場面は必ずあります。

私も、眉毛の真ん中に大きなイボホクロがある人が来た時に、どこくらいまで入れていいかわからなくなり、相談しました。

「こんな時どうすればいいの？」と悩む時は必ず訪れるます。

お客様ひとりずつ、悩みや顔の骨格や筋肉の付き方が違うので、経験が浅いと対処することが難しいって機会もありました。

卒業後でも気軽に施術の相談ができると、やっぱり安心できますし、お客様の満足度にも繋がります。

なので、スクールを選ぶときは、アフターフォローをしてくれるところをおススメします。

また、「アフターフォローはしています」と言っていても、アフターフォローに対しては別途で費用が発生するスクールなどもありますので気になることは、問い合わせを行い後に困ることのないようにしましょう。

スクールのコース選択

アートメイクができる部位も、技法もたくさんありますもんね。

何を選択していいかわからない人は、やはり、一番需要のある技術からスタートするのがいいでしょう。

日本で今1番需要のある技術は「眉毛」です。

他のアートメイク看護師と差別化を図りたいなら、ヘアラインやストレッチマーク、傷跡修正、ニップルなどもおススメですが、基本的には眉毛からスタートってパターンがほとんど。

そして、眉毛に関しても技法は

• 毛並み（マイクロブレーディング）
• パウダー（マシン、シェーディング）
• フェザーナノ

など様々です。

その中でも一番需要が多いのは毛並み（マイクロブレーディング）

最近はアートメイクを経験済みの方が増え、リタッチや修正にパウダー眉が多いのと流行りもパウダー眉になってきていますが、毛並みのアートメイクを入れたい方はまだまだ多くいらっしゃいます。

基礎コースは毛並みのみ技術習得ってところもあるし、応用コースでマシンも学べるって所も多いです。

技術としては、毛並みもマシンも両方できる方が絶対良いですが、スクールでは基礎だけを習って、他の技法は違うセミナーに参加して学ぶっていうことも違う視点が入ってアリ。

スクール選びでおさえる点をまとめると、

• 実施研修をしっかりしてくれる方が安心⇒特に重要
• 習得したい技術があるスクールを選ぶ
• ライフスタイルに合った講習スタイルを選ぶ
• 就職先が不安なら、紹介してくれるスクールを選ぶ
• アフターサービスはついてる方が良い

こんな感じです。

これからアートメイク看護師を目指す人は、上記をチェックリストとしてスクール選びの参考にしてくださいね。

今はアートメイクスクールも増えているので、迷っちゃうと思いますが、気になるスクールはどんどん問い合わせを行い、疑問や不安をなくしてから入学しましょう。

ちなみに特に重要しすべきは、実施研修をしっかりしてくれてるかどうか。

先ほども触れましたが、目安として実施研修は3回ぐらいあるのが理想ですね。

私も実際に色々なスクールに問い合わせや説明を受けに行き、料金ではなく、自分に合った内容で選びました。

アートメイク看護師の働き方

アートメイク看護師の働き方は

• 美容クリニックでアートメイク専属や、アートメイクもできる看護師になる
• 美容クリニックからの業務委託で契約する
• 講師になってスクールを開いたり、講習会などを行う

アートメイクは自宅でなどでクリニックを開けると思う方も多いのですが、現状看護師だけでクリニックを開業することはできません。

行政側がアートメイクを医業と認識している以上医師がいない施設でのアートメイクは医師法違反になります。

これを踏まえ、説明していきます。

美容クリニックで働く

美容クリニックに所属し、パートや正社員で働きながらアートメイクもできる看護師になる。

アートメイク専属の看護師を雇用している所も多いです。

その場合、固定給が発生するのでお客様の数に関係なく給料が発生します。

美容クリニックからの業務委託

施術1件ごとや自己集客した日時のみクリニックで働くといったフリーランスの働き方。

クリニックとの個人契約になり、お客様からの支払いをクリニックと折半する完全出来高制になります。

勤務日時の自由さと時間の融通が効く分マーケティングを自分でしなければなりません。

この場合、社会保障がなくなるので諸々の税金関係を自己でおこなう必要アリ。

講師になる

レンタルスペースなどを借り、講習会やスクールを開いて、自分が持っている特定の技術や知識を教え、その対価で報酬を受け取るという方法。

この場合は必ず、ディプロマといった卒業証明書や終了証明書のようないわば、賞状を発行します。

アートメイク看護師になるために大事なこと

スクールを出たからと言ってすぐに高収入の職かと言われれば、決してそんなことはありません。

アートメイクスクールを卒業してからがスタートです。

実践に実践を重ねていけば、技術は自分のものとなり、それが、商売道具になります。

こちらにもいろいろ詳細をのせていますので、ぜひご覧ください。

アートメイク看護師になるデメリット

アートメイク看護師はSNSで発信されているようなキラキラした看護師ではなく、技術を磨きながら、常に新しい技術や流行を取り入れ練習を欠かせない職業。

新しい技術を習得しようと思うと、セミナーや勉強会に参加して教えてもらい、練習するって形になるんですが、参加料は30万だったり80万だったり、基本高いです。

また、SNSでの発信力も求められる職業なので、SNSが苦手な方は結構しんどいと思う方も多いです。

アートメイク看護師になるメリット

フリーランスという働き方ができ、SNS運用で集客ができれば、高収入も目指せる。

美容クリニックで働いていても、アートメイク施術毎にインセンティブがつくため給料高め。

実際施術後に、お客様が完成度に喜ばれるとやりがいがある仕事だと感じます。

収入については詳しくはこちらに記載していますので気になる人はチェックしてみてくださいね。

アートメイク看護師を副業に選んだ私の生活

週4回10時～19時まで美容クリニックの正社員で働いて、その他の週1～2回、他の某クリニックでアートメイクの施術の予約がある時に出勤して、家賃分+生活費分ほどの収入アリ。

病院（夜勤あり）や、クリニック（週5）の正社員で働いている時より時間も、収入もゆとりができました。

病院やクリニックで勤めていた時はその日の「終わり」が見えなかったし、何をするにも「やって当たり前」のことばかり。

でも今はすごく多くのお客様が喜んで「ありがとう」と言ってくれて、自己肯定感も上るし、業務も必ず時間通りに終わります。

アートメイク看護師を正社員にしないの？とよく聞かれますが、仕事に囚われすぎることなく、人間関係も深入りしすぎないこの働き方が、好きなアートメイクを続ける私のベスト。

こんな働き方ができて、それでも生活できるのは、アートメイク看護師だから。

高いスクール代など自己投資して後悔はナシ！病院やクリニックで働いてた時にはできなかった犬を飼うことや、料理に時間をかけておいしいごはんを作る生活やヨガに通う生活ができてます。

アートメイク看護師になるには？アートメイクアーティストのなり方まとめ

アートメイク看護師になるには？アートメイクアーティストの目指し方に付いて解説しました。

最後に本記事の内容をまとめます。

• アートメイク看護師になるには、看護師、准看護師のいずれかの医療資格は必須
• 医療資格だけではなく、知識と技術の習得する必要がある
• おすすめは未経験OKのアートメイク看護師の求人を探すこと
• 難しいようなら美容クリニックに所属しスクールに通うのもあり
• スクール選びはメイクちゃんのチェックリストを活用すること

アートメイク看護師になるには、どの方法で目指すにしても副業可能な職場か、アートメイクの施術をしている美容クリニックへの所属は必須です。

今の職場が適してない場合は、まずは仕事探しから始めましょう。

特に条件の良いアートメイク看護師の求人はすぐになくなるのが一般的。

チャンスを逃さないように早めに行動してくださいね。

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条件さえみたせば、働きながらアートメイクの資格所得をして副業（フリーランスなど）でアートメイク看護師という働き方も可能。

今はアートメイク看護師のニーズも高まっているので、将来性のある職業とであることは間違いなし！