【結局顔採用？】美容外科の看護師は容姿が大事！太っているのは論外な理由

こんにちは、転職経験4回で最終的に美容クリニックに転職したメイクです。

美容外科クリニックとは人のコンプレックスを解消し、理想の自分、よりよい自分に近づける場所。

「こんな風になりたい！」「キレイになりたい！」「自分の嫌なところを消したい！」、そんな希望や夢を抱いて患者さん達は高額な治療費を払います。

そして美容外科クリニックで働く者、美容ナースにはそれ相応の見た目や立ち振る舞いが求めらることも事実です。

なので「美容外科クリニックは美人が多い、顔や見た目で採用している」という噂を耳にしたことがある方もいるでしょう。

実際に美容外科クリニックで働いている看護師は美人さんや綺麗な方が多いです。

• それじゃ美人でなければ美容外科では働けないのか？
• 結局は顔で採用しているのか？
• 太っていたら採用されないのか？

なんて思うとすごく辛くなりますよね…

私自身も美人からは程遠い人間でして、ZOOMの面接では「どうしたら盛れるか…」と試行錯誤し、動画撮影用のスマホスタンドやライトを買ったり、背景を工夫したりなどなど…いろいろしてました。

この記事では美人でもなんでもない私が、実際に美容ナースとして働いてみての肌感覚や主観をものすごく混ぜつつ、「本当に美容外科は見た目や容姿で採用しているのか？」について解説していきます。

美容看護師を目指してる人は本記事を参考に、理想の転職を実現させてくださいね

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美容看護師は太っているのは論外？

結論から言うと、採用されるかどうかにおいて、外見は非常に重要視されます。

しかしそれは「生まれ持った顔立ち」や「目や鼻立ちが整った美形」という意味ではありません。

では、美容外科で採用されるためにはどのような部分に気をつけるべきか解説していきます。

体型＝自己管理能力

体型は、その人の自己管理能力を見るための一番の指標となります。

どうしても太っている人＝不摂生や運動不足、だらしがない人と思われがち。

ただ脂肪の付き方や生まれつきの体型などは人それぞれなので、太っている＝即不採用というわけではありません。

むしろ「自分をコントールできているか、しっかり自己管理ができているか」が重要となります。

私は美容外科クリニックの面接を何度か受けたことがありますが、そこで必ず「休みの日はなにをしていますか？普段から運動などはしていますか？」と聞かれました。

いま振り返ると、あれは生活習慣や自己管理能力について聞いていたんだな～と思ったりもします。

実際に私が働いている職場では、痩せた方からふくよかな方まで、体型はさまざま。

大切なのは体型よりも、「怠惰な生活を送っていないか？」「しっかり自己管理ができているか？」ということですね。

肌状態も大事なチェックポイント

肌もその人の自己管理能力や清潔感を表す大切な指標です。

乾燥した肌、目立った毛穴やいちご鼻、顔中ニキビだらけなどなど、肌が荒れていると他人に不健康さや不潔さの印象を与えてしまうことになります。

また肌荒れは私生活のだらしなさを表すだけではなく、「私は美意識も低いです。」という印象を与えかねません。

この美意識の低さは美容外科の面接においては致命的。

なぜなら美容外科においては「美意識が低い＝美容に興味が無い。」という意味になりかねないからです。

ただし体質的に肌荒れしやすい人もいればニキビができやすい人もいるでしょう。

なので大切なのはそのトラブルに対してどのように対応しているのか？ということ。

例えばニキビができやすい体質なのであれば「できるだけ敏感肌用のものを使い、定期的にピーリングも受けています。」と言えれば、面接官も「あぁ、この人はしっかり対策ができているし、ニキビで悩んでいる患者さんにもちゃんと寄りそえそうだな。」とおもうわけです。

肌は生まれ持った体質よりも、むしろどのようにスキンケアをしてきたかという後天的な部分が大きく影響してきます。

しっかりとしたスキンケアを行うことが、美容ナースへの第一歩と言っても過言ではありません。

そもそも美容ナースは働いてからキレイになりやすい

これは余談ですが私が思うに、美形な人が美容ナースになれるのではなく、美容ナースは就職してからキレイになりやすい環境と言えます。

なぜなら「働いているクリニックの美容施術を受ける機会が多いから」。

働いているクリニックの施術を格安もしくは無料で受けることができ、また予約や予定が組みやすいことなどから、一般の人よりも美容施術を受ける機会が格段に多くなります。

そしてもともとの美意識の高さに加えて、美容やコスメに関する知識をさらに高度に勉強するするため、「この悩みを解決するためには」「もっともっとキレイになるためには」をより深く知り実践することも可能です。

そして一番大きいのは、夜勤が無く生活リズムが整うため、病棟看護師よりも自然に肌がキレイになっていこと。

実際に私も美容ナースとなってからほとんどニキビができなくなり、夜勤が体にどれだけ負担をかけていたかを実感しました。

つまり美容ナースはもともと美人でキレイな人を採用しているのではなく、美容ナースになるとよりキレイになりやすいというのが、どちらかというと正しいです。

そして美容ナースになるためには美形である必要はなく、むしろちゃんと自己管理ができているのか、美意識は高いのかが重要視されるんですね。

外見以外で、美容ナースに採用されやすい人、向いている人とは？

「美容外科では外見が大切であり、外見からその人の自己管理能力や美意識がある程度わかる」という話をしてきました。

そうなんです、美容ナースとして働くうえで、実は顔よりも「自己管理能力」や「美意識」といった内面性の方が非常に大切です。

よく考えてみたら、「美人だけど、美容に興味が無くてやる気も無い人」だと雇う側も患者さん側も嫌ですよね。

またせっかく採用した美容ナースが「思っていたのと違う…」と早期退職しないためにも、面接官としては人柄や性格も特にチェックしたいポイントなんだそうです。

しかし人柄や性格と聞いても、なかなかピンっとこないですよね。

次は美容クリニックが求める人柄や性格について、「こういう人は美容ナース向いている、きっと活躍しやすいだろう」という特徴を、実際に働いてわかったことを織り交ぜながら3つに絞ってご紹介します。

• 病院とのギャップや指摘を受け入れる素直な心
• コミュニケーション力とトーク力
• 本当に美容に興味があるかどうか

それぞれ細かく解説しします。

病院とのギャップや指摘を受け入れる素直な心

社会人として働くうえでこの「素直さ」は大切なんですが、美容ナースの場合はさらに重要な要素となります。

その理由は2つ。

• 病院と美容クリニックとのギャップに適応できずに辞める人が多い
• 自分より年下の先輩からの指導に耐えられない人がいる

からです。

病院と美容クリニックとのギャップに適応できずに辞める人が多い

まず1つ目として、当然病院と美容クリニックではいろんなところで違いがあり、同じ看護師ですがもはや別の職業と思ってよいでしょう。

当然求められる知識も違えば、清潔操作などの手順も全然違います。意外と「病気について勉強してもつまらない！美容の方が簡単そうで楽しそう！」と勘違いしている人もいるらしいですが、美容の勉強は結構地味だし難しいんですよね。

そして臨床経験が長い人ほど、このギャップに対応できなくて、早々に退職してしまう方も割と多くいました。

自分より年下の先輩からの指導に耐えられない人がいる

また2つ目として、美容分野は比較的若い人が多いので、臨床経験が長い人ほど年下の先輩から指導される機会が増えます。

そこで年下の先輩から指摘されて「年下で、しかも臨床経験が私よりも短い子に怒られるなんで…もう耐えられない！！」という方も多いそうです。

私も転職エージェントさんや面接官から「年下の子から教えてもらうことになるけど、大丈夫そうですか？」と何度も聞かれて、「まぁ大丈夫かな」と思っていたんですが…

実際に年下の先輩から指導を受けてみて「あぁ、こういうことか」と納得しました、結構プライドが傷つきます。

これから美容ナースを目指すのであれば、美容分野ではまた新人に逆戻りし、年下であっても先輩からの指導も真摯に受け止める覚悟が必要です。

ただ、大変なのは入職して半年ぐらいなのでよほどプライドが高いか、美容分野を下に見ている人出ないと大丈夫でしょう。

コミュニケーション力とトーク力

美容ナースにとってコミュニケーション力やトーク力も非常に大切なポイント。

もちろん面接でコミュ力がある人の方が好印象なんですが、現場でもコミュ力がある人の方がめちゃくちゃ働きやすくなります。

なぜかというと

• 患者と仲良くなることで施術が楽しくなり、クレーム回避にもつながる
• 給料UPが見込める

からです。

コミュニケーション力の重要性

クリニックや施術内容にもよりますが、カウンセリングや施術中などに患者さんとお話しする時間が結構あって、この時の患者さんとの雑談が楽しかったりします。

また些細なことでクレームにつながるのが美容業界。直接名指しでクレームが来た日には「自分って美容向いてないのかも…辞めたい…」とものすごく落ち込みます。

しかし患者さんも人間で、話が盛り上がって仲良くなると、結構大きなミスでも笑って許してくれたりします。このようにコミュ力が高い人ほどクレームを回避しやすくなると言えるでしょう。

また持ち前のトーク力があり、コース契約や店販商品をバンバン売り込むことができれば、インセンティブによって給料をバンバン稼ぐことができます。

コミニケーション力に自信がない方へ

ちなみに余談ですが、私は本っっっっ当にトークが苦手で、すごく苦労しました。

でも数年働いてわかったことは、トークは才能ではなく技術だということ。

なので本やYouTubeを見て必死に勉強したし、今でも勉強しています。

そして自分に合ったパターンみたいなものさえ分かり、それを磨けばトークが苦手な私でもスタッフ売上連続1位を獲得もできちゃいました。

コミュ力やトーク力が無いと最初は辛いんですが、働いてからいくらでも磨くことができるので、「私コミュ障だから…」と悩んでいる方でも努力次第でなんとかなります。

もちろんそれでも気になる人は、売り上げノルマがない美容クリニックまるので転職サイトの担当者さんに相談するといいでしょう。

本当に美容に興味があるかどうか

やはり「美容に本当に興味があるか？」というのは、面接官もかなり重要視している部分になります。

私も「なにか美容施術を受けたことがありますか？」と面接の度に聞かれましたし、当然患者さんもできれば美容が好きで詳しい人に看てもらいたいですよね。

また働いてみてわかったんですが、美容クリニックの仕事ってほとんどルーチンワークなので、美容に興味が無い人だとすぐに飽きちゃうだろうなと思います。

実際に美容業界で「ルーチンワークで飽きた、成長を感じられないから辞める」というのは結構あるあるです。

逆に「美容が本当に好きで、いろんな美容施術について勉強したい！」という人であれば、勉強も楽しいし、格安で美容施術も受けられるので、本当に良いことしかありません。

美容看護師への転職に容姿を気にして悩んでいる人へ

見た目や容姿のせいで、美容看護師への転職を躊躇している人や「私以外みんなキレイで可愛い人ばっかりだったらどうしよう…」と不安に感じている人はすごく多いんじゃないでしょうか。

実際に私もその中の一人でした。

外見や見た目のコンプレックスは強みになる

でも「コンプレックスが解消されると、人生ってこんなにも前向きになれるんだ！」と知った私は、情熱だけは誰にも負けない自信があったんですよね。

そのおかげかわかりませんが、無事に美容看護師になることができました。

むしろコンプレックスを持った人ほど、面接では「私は○○という悩みがあったが、美容施術で救われた」みないな武器にできるし、患者さんの悩みや不安にもより親身になれるしで、むしろ美容看護師に向いているんじゃないかとさえ思います。

見た目に自信がない私が美容クリニックで働いて変わったこと

正直私は病院時代よりも、今の美容看護師になってからの方がやりがいを感じていて、確実に生活のQOLも上がりました。

しかも格安で美容施術を受けられるし、たまに新人の練習台になって無料でやってもらえたりもしますし、これぞまさに美容看護師の特権。

ちなみに病院に戻りたいと思ったことは一度も無いです。

前の職場の同僚と話をするたびに「よ、よくそんなところで何年間も働いてたな～私…」とゾッとしてます。

まとめ【結局顔採用？】美容外科の看護師への転職は容姿が大事！太っているのは論外な理由

たしかに美容外科の看護師は美人や綺麗な方が多いですが、「美容外科の看護師は顔採用であり、容姿が大事なのか？」というと、まったくそんなことはありません。

むしろそれ以上に、美意識や自己管理能力などの内面の方が大切であり、美人であっても素直さが足りなかったり本当に美容が好きでなければ、美容ナースとして長続きしません。

とは言っても、美容外科は患者さんをキレイに美しくする場所であり、太っていてだらしない体型や肌がボロボロな状態では、採用してもらうのはかなり難しいのでしょう。

体型や肌質は、努力次第でいくらでも改善できます。

もしかするとそういった改善の過程で「やっぱり自分はそんなに美容が好きじゃないや」と気がつくこともあるかもしれません。

もし自分が美容について調べたり実践することが「楽しい」と感じるのであれば、体型や容姿を気にすることなく積極的に美容ナースにチャレンジするべきです。

きっとやりがいを持って働くことができるでしょう。

この記事を読んで、「私そんなに美人じゃないから、美容ナースは無理なのかな…」と悩んでいる方に、少しでも勇気になれば嬉しいです。